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第9章「隠れた秘密」

  • 6 時間前
  • 読了時間: 3分


第9章は、恐れそのものを否定しているのではありません。むしろ、恐れに支配されることの危険を教えています。恐れを誤って扱うなら、働き人は悲惨な結果へと導かれかねません。


しかし、そのような悲惨な結果は、多くの場合、人目に触れない「隠れた秘密」となっています。


著者は、ある匿名の牧師の例を紹介します。彼は、眠れない夜を過ごし、体重は約15キロ増え、インターネット依存に陥り、借金を抱え、苛立ちやすくなり、喜びを失い、家庭でも大きな重圧を抱えていました。


著者は、その根底には恐れに支配された心があったと指摘します。


では、彼はなぜそのような状態に陥ってしまったのでしょうか。


本章は、周囲には気づかれないまま秘密を抱え込むに至った、その心の問題を明らかにしていきます。


読者ブログでは、本章の内容を全体的に整理しながら、要点を簡潔にまとめています。ぜひご一読いただき、ご自身の働きが健全な歩みとなっているかを改めて省みる機会としていただければ幸いです。


恐れについてのバランスのある理解

以下に挙げる恐れは、ともすると一面的に語られたり、バランスを欠いた形で伝えられたりすることがあります。しかし、これらを認識することは、自分の心がどこへ向いているのかを吟味する助けとなるでしょう。


1 堕落した世界で恐れを感じる自然さ

恐れは、罪に満ちた世界では自然に生じるものです。


2 不完全な人間関係で恐れを感じる自然さ

対立や分裂、不信、批判など、人間関係の中で恐れを覚えることがあります。


3 恐れは神の御心に沿う良いものとなり得る

恐れが警戒心を生み、適切な行動へ導くなら、有益なものとなります。


4 恐れは神の御心に沿わない危険なものにもなり得る

思考や判断をゆがめ、人の評価や状況に支配される原因となり得ます。


5 恐れは畏れだけが克服できる

人への恐れは、神への畏れによってのみ克服されます。


ここまで五つの視点を見てきました。あなた自身はどうでしょうか。著者は次のように投げかけます。

どれだけ多くの人が恐れが自分たちに与えている影響と向き合うことを恐れているでしょうか。

働き人を消耗させる四つの恐れ

「何に恐れていますか」働き人は、この問いに自分ごととして吟味しなければ、消耗させる根源を見失うことになるでしょう。


1 自分への恐れ

自分の弱さや失敗への恐れが、奉仕を妨げることがあります。


2 他者への恐れ

人の評価や反応を恐れると、真理よりも人を優先してしまいます。


3 状況への恐れ

現実を正しく見つつも、状況ではなく神の約束に信頼することが大切です。


4 未来への恐れ

未来への不安は、現在の忠実な歩みを妨げます。


4つをみてきてどうでしょうか。一つひとつに向き合い、消耗させる原因を見出せるなら、解消のために働きかけることができるでしょう。


何処に向かうべきか

最後に著者は、恐れにどう向き合うべきかについて、四つの実践を示しています。どれも特別な方法ではありません。偉大な神の前にへりくだり、自らをゆだねる姿勢から始まるものです。


1 謙虚に自分の恐れを認める

自分の恐れを認め、神のもとへ逃れましょう。


2 恐れが引き起こした悪い決断や誤った応答を告白する

恐れから生じた妥協や罪を悔い改めましょう。


3 思考に注意を払う

問題の存在は認めつつも、問題に心を支配されないようにしましょう。


4 自分自身に福音を語る

神の真理を繰り返し自分に語り、恐れではなく福音に立ち続けましょう。


著者は、最後次のように祈り本章を閉じます。これまでの内容に想いを寄せ、この祈りに共に参加しましょう。

神の恵みにより、私たちが最後の故郷にたどり着く日まで、奉仕が全て、付きまとう恐れによってではなく、生きた信仰によって形成されますように。

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