第15章 「では、どうすればよいか?」
- 8月17日
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本章をもって、著者はこれまでの議論を締めくくります。そして、どのように召命のもとで歩み続けることができるのか。Ⅰペテロ5章6〜11節から、五つの実践的な方法を告げます。
1 自分の立場を知る
「神はあなたの王国を優先することはありません。神があなたに御座を明け渡すことはありません。神がご自身の栄光をあなたのものとして与えることはありません。神の王国と栄光こそが、あなたの働きと教会の希望なのです。」
まず必要なのは、自分が神ではないことを覚えることです。自分の計画、自分の働き、自分の教会が中心になってしまうことがあります。しかし、神が私たちの王国を優先されることはありません。神の王国と神の栄光こそが、私たちの働きと教会の希望です。だからこそ、召された者の第一の姿勢は、自分の働きを大きくすることではなく、神の力強い御手の下にへりくだることなのです。
2 御手の中に安らぐ
「私は牧会の働きの中でパニックや無力感に陥ることはなく、助けを得られないところに助けを求めるようなことはしません。「神は私と共におられる。そして、神は私を気にかけておられる」。これが、私が働きに必要なものをすべて持っていることの保証です。」
自分ではどうすることもできない問題があります。しかし、そのたびにパニックになったり、本当の助けを与えることのできないものに頼ったりする必要はありません。「神は私と共におられる。そして、神は私を気にかけておられる。」この事実に安らぐことができます。
3 牧会の働きを真剣に受け止める
「教会の本質は、私たちの内外で繰り広げられる霊的な戦いにおいて、どうやって良い兵士となるかにかかっています。おそらく、霊的ではない牧会の見方こそが、多くの牧師を危機にさらす要因となっているのでしょう。なぜなら、それによって牧師たちはあまりにも多くの誘惑に対して無防備になってしまうからです。」
ミニストリーを真剣に受け止めるとは、忙しく働くことだけではなく、目を覚まして自分の心を見張ることでもあります。
4 どんな状況でも屈しない
「私たちは、敵が吹き込む「自分だけが特別な苦難に直面している」という嘘に抵抗しなければなりません。また、「神が私たちを忘れてしまったのではないか」「神が私たちを見捨てたのではないか」「神が私たちに背を向けたのではないか」と考える誘惑にも抵抗しなければなりません。」
苦しいとき、私たちは「なぜ自分だけが」と考えやすいものです。しかし、その思いには注意が必要です(1ペテロ5:9)。「自分だけが特別な苦難に直面している」という嘘に抵抗しなければなりません。
5 神の聖化の恵みに信頼する
「もしあなたが牧会の働きをしており、この書を読む中で自分の心の問題が暴かれたなら、告白すべきことを告白し、助けを求めてください。もしあなたが牧師であり、牧会の文化に変革が必要であると認識したならば、奉仕リーダーたちとともにその問題に取り組み、共に変革を進めてください。」
最後に目を向けるべきなのは、自分の決意の強さではありません。ここには大きな希望があります。私たちを変える働きを最後までなさるのは神です(1ペテロ5:10)。
ミニストリーを真剣に受け止めれば受け止めるほど、それぞれの内容はあなたに響くでしょう。
召命のもとで生き抜くとは、強い人間になることではありません。神の御手の下にへりくだり、その御手に安らぎ、霊的な戦いに目を覚まし、苦難の中でも信仰に立ち、最後まで自分を変えてくださる神の恵みに信頼することなのです。



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