新しい年が始まるに当たって、多くのクリスチャンは「今年も(こそ)聖書を読むぞ」と考えます。しかし、一年間読み続けたとしても、何を読んだかさえあまり良く覚えていないような読み方をしても意味がありません。聖書は「読むために読む」のではなく、「理解して生きるために読む」ものだからです。つまり、何も考えずにただ字面を追うだけではだめなのです。

聖書の読み方は大きく二つに区分することができます。書かれている内容を深くよく知るために、短い箇所をゆっくりとじっくりと読んでいく方法と、書かれている概要により親しむために、長い箇所を素早く読んでいく方法の二種類です。以前書いた記事にも記しましたが、聖書をよく知るためにはこの二種類の読み方を組み合わせて、全体も詳細も知っていくことができるように読むべきです。

聖書通読のプログラムは多々存在します。一番重要なことは自分に合うプログラムを用いて、みことばの理解を深めていくために継続して読んでいくことです。近年ではパソコンやタブレット、またスマートフォンの普及によっていつでもどこでも聖書を読むことができるようになりました。また聖書通読表などをこうした機器に入れて持ち歩くことができるので、通勤・通学時やちょっとした休憩時間にみことばを読むことができます。2017年が聖書の教えをより良く理解し、その教えをより正しく実践していく一年となるように、共に聖書を学び続けていきましょう。

参考までに以下、二つのプログラムを紹介いたします。

2017年推奨プラン

5 Day Bible Reading Program

評価は筆者の主観によるものです

  • 年間通読確率 90%
  • 聖書全体の理解 85%
  • 聖書詳細の理解 60%

5 Day Bible Reading Program は、聖書の概要を掴むための年間プログラムです。一年を通してこのプログラムを行えば、聖書の全体を読了することができます。このプログラムの特徴は、大きく二つあります。一つは日課が準時系列で構成されていることです。例えば列王記と歴代誌はそれぞれ記事の扱っている年代順で並べられていたり、詩篇が執筆された年代や状況にふさわしい場面で読まれるように登場します。毎日、旧約聖書と新約聖書から数章ずつ読むことができ、季節毎に一つの福音書を読むように設定されています。こうした工夫によって完全に時系列で構成されているプログラムよりも、読みやすくされています。

もう一つの特徴は週5日間の通読表だということです。通常このようなプログラムは毎日読むように作られていますが、週5日なので、たとえもし読むことができなかった日があっても、その週の中に遅れを取り戻すことができます。また残りの2日を詳細を学ぶために用いたり、礼拝説教箇所を注意深く学んだりするために用いることもできます。

プログラム自体は英語ですが、必要なのは聖書箇所だけですから、どなたでも利用することができるでしょう。通読表はこちらからダウンロードできます。

 

Professor Grant Horner’s Bible Reading System は、The Master’s University 准教授の Grant Horner 氏が作ったプログラムです。この通読プログラムの一番の特徴は、このプログラムを継続する事で、聖書を本当によく知ることができるということでしょう。聖書を10のグループに区分けし、各グループから一日一章ずつ読みます。一日に読む章数は多いのですが、全体の概要を知るために、あらゆる詳細に目を留めるのではなく、内容を読んでいくことに集中することが推奨されています。年間を通して福音書を4回、モーセ五書を2回、新約の書簡を4~5回、旧約の知恵文書を6回、詩篇を2回、箴言と使徒の働きを12回、旧約の歴史書と預言書を1回半読むことができます。同じ組み合わせで読むことがほとんどないので、常に新しい発見をしながら聖書理解を深めていきます。

グループは以下の通りです。[1] 四福音書(89日)[2] モーセ五書(187日)[3] ローマ、コリント、ガラテヤ、エペソ、コロサイ、ヘブル(78日)[4] テサロニケ、テモテ、テトス、ピレモン、ヤコブ、ペテロ、ヨハネ、ユダ、黙示録(65日)[5] ヨブ、伝道者、雅歌(62日)[6] 詩篇(150日)[7] 箴言(31日)[8] 旧約歴史書(249日)[9] 預言書(250日)[10] 使徒(28日)

推奨プラン

Professor Grant Horner’s Bible Reading System

評価は筆者の主観によるものです

  • 年間通読確率 40%
  • 聖書全体の理解 90%
  • 聖書詳細の理解 60%

通読用プログラムリンク