神が完全に自存の神であるとするならば、私たちは同時に被造物が完全に神に依存するものであることを認めなければなりません。聖書は、「神は、すべての人に、いのちと息と万物とをお与えになった方だからです」(使徒17:25)と告げ、「御子は、万物よりも先に存在し、万物は御子にあって成り立っています」(コロサイ1:17)と教えています。これらの箇所が私たちに教えることは、被造物は神なしでは一瞬たりとも存在することのできないということなのです。
神の働きによってすべてのものは存在し、その存在が保たれています。その細部に至るまで被造物は創造主である神の存在なしで機能することはないのです。日が昇り、沈んでいくことも、風が吹き、雨が降ることも、心臓の鼓動の一つ一つも、私たちが日常起こって当然だと思っているすべてのことは神の働きにより造られ保たれているものなのです。

たとえそれがどのような信仰であったとしても(それが無神論であったとしても)、未信者が取っている立場はこの創造主と被造物の関係を曲げた立場です。彼らは聖書の神がいなくても彼らが存在し得るのだと訴えるのです。このように絶対的な主権者である創造主を否定し、神がいないと定めるか、または神も私たちもお互いに依存し合うところがあるのだと考えているのが未信者の世界観なのです。それゆえに自存する「創造主と依存する被造物」の関係をしっかりと認識するかしないかということは、クリスチャンとそうでない者たちの根本的な違いなのです。